現役アパレル販売員がおススメする「Maison Margiela (メゾン マルジェラ) タビブーツ」
最近、改めて人気が沸騰している
Maison Margielaのタビブーツ (足袋ブーツ)
について書きます。
ブーツの詳細はメンズよりの解説になります。
僕自身これを購入するときサイズや色など選ぶことにかなり迷ったので、その手助けになればと思います。
目次
Maison Margiela (メゾン マルジェラ) とは
1988年に設立されたフランスのファッションブランド。デザイナーはマルタン マルジェラ。
デザイナー自身が影響を受けたブランドの一つとして日本のコムデギャルソンが挙げられている。
デザイナーのマルタン マルジェラは2008年に引退し、それ以降デザインチーム、そして現在のジョン ガリアーノへとデザイナーは変遷している。
カレンダータグ
マルジェラといえば数字が羅列された独特なタグ。元はといえば、ブランド名を記さないことにより、アイテムそのものを消費者に見て欲しいという意図があったが、逆にそれが一種のアイデンティティであり、アイコンになっている。
0 – 手仕事により、フォルムをつくり直した女性のための服
0 10 – 手仕事により、フォルムをつくり直した男性のための服
1 – 女性のためのコレクション(ラベルは無地で白)
4 – 女性のためのワードローブ
3 – フレグランスのコレクション
8 – アイウェアのコレクション
10 – 男性のためのコレクション
14 – 男性のためのワードローブ
11 – 女性と男性のためのアクセサリーコレクション
12 – ファインジュエリーのコレクション
13 – オブジェ、または出版物
22 – 女性と男性のための靴のコレクション
タビ ブーツとは
いよいよ本題です。
マルジェラの定番アイテムの一つ。
1988年の初のランウェイからコレクションのモデルが履いていて、非常にアイコニックな靴。
コレクション発表までの期間この足袋ブーツを作りたいという意思があっても、どこの靴職人もその先が割れた靴を作ることは不可能だと言っていた。しかし、巡り合わせによりイタリア人の靴職人アメリオ ザガトとの出会いにより、この靴は完成する。
元はマルジェラ自身が快適なヒールシューズを作りたいという考え、そして、日本の作業用足袋から着想を得たアイテムなのである。
タビブーツの種類
①ヒール6cm
②ヒール3cm
③フラットソール
④スリッポン
⑤Airbagヒール
現在は主にこれらのタビブーツが販売されています。Airbagヒールなどは斬新で従来のものより歩きやすいと言われています。
デザイン
マルジェラのタビ ブーツは革の種類、デザインがいくつかあります。シーズンによる違いも大きいので手に入らないものなどもあります。
定番は
ブラックのカーフ(羊革)。
非常に合わせやすく、エントリーモデルであり、これはまず持っていた方が良いです。
次にペインテッド。これはマルジェラのアイコニックな技術であるペンキ加工と足袋が合わさったもの。
この様なクラック加工の様な履きこむほどにペンキが割れていくモデル。
ざらっとした質感のタイプなどもあります。
さらに
こんな落書きプリントの物まであります。
着用感
マルジェラのタビブーツは履きやすいと僕は感じます。
その履きやすいというのは、他にもヒールブーツを僕自身履きますが、それらと比べて歩きやすいです。走ることもできます。
ヒールブーツはトゥがシャープなものも多く、長時間歩くとつま先を刺激します。
逆に、マルジェラのタビブーツは見ての通り、ある程度横に広い作りであり、日本人の足にも合っています。甲が広い方でもサイズ次第でいけます。
やっぱり6cmヒールが一番疲れます。
マルジェラのタビブーツといえばヒールがしっかり欲しいところですが、モード感も強いので、もう少し気軽に履きたいのであれば3cmヒール、フラットソールも良いかと思います。
3cmはヒールにも関わらずとにかく歩きやすいと聞きました。(僕は持っていませんが、メンズの所有者2人、レディースの所有者1人全員言っていたので間違いないです)
サイズ感
僕の足の実寸は25cm程です。スニーカーは26cm履いています。そんなに甲高などではないですが、タビブーツ(6cm)は40を履いています。
39も試しましたが、かなりフィットしていて、歩いたときに足がつま先に当たりそうで40にしました。
正直、少しゆるい気もして、気になったのでインソールを靴の修理屋で入れて履いています。
今では快適に履くことができています。
ちなみにもう一個19fwシーズンにタビヒールブーツのペンキの白を買いました。上の写真でいうとざらっとした質感のタイプです。
それも39、40を試しましたが39はもう履き口からかなり細くて、履いてもビタビタ過ぎて、個人的にはこれは小さ過ぎると感じ、40をチョイス。
こちらはインソールを入れずにジャストで履くことができています。
そのため、シーズンやモデルによってサイズ感が異なるので気をつけて下さい。
僕はレザーシューズはジャストサイズで履くタイプですが、ヒールブーツに関しては足が自然とつま先に向かっていく構造なので、ビタビタ過ぎないほうが良いかなとも思います。
あくまで、参考までに。
試着はした方が良いです。
コーディネート
パンツの種類で写真をピックアップしましたが、太いものから細いものまでパンツは何にでも合います。
もっとモード感が強い合わせもできますが、あえて「ぽくない格好」に合わせるのもカッコ良いですよ。
是非参考にしてみて下さいください。